はじめに
今年度のプロデューサーに就任しました、文学部1年(新2年)の武井 恵と申します。プロデューサーという大役を任せていただいたことへの驚きとともに責任をひしひしと感じております。
前年度の第15回公演では、過去最高の約4500人のお客様にご来場いただき、MSPは新たなステージへと進みました。今年度は、シェイクスピア作品の中でも古代ローマを扱う、『ジュリアス・シーザー』と、『アントニーとクレオパトラ』の二本を上演します。久しぶりの二本立てとなります。
MSPはサークルでも部活動でもなく、毎年全メンバーを募集し、プロジェクト終了後に解散します。つまり、毎年新たなメンバーとともに新たな作品を0から作り上げていきます。それは芝居だけではなく、翻訳、舞台美術、衣裳、照明、音響、運営、広報、撮影にいたるまで、プロの方のお力を借りつつ、全て学生主体で行っています。これだけの人数で、これだけ大きな舞台を、0から作り上げていくという経験はなかなかできるものではないのではないでしょうか。
これほど素晴らしい環境と機会をいただけていることに感謝し、進化した今だからこそ生まれる、今年にしか出せない色の舞台を作り上げていきます。
これから笑顔で迎える千秋楽まで、どうぞよろしくお願いします。
2019年3月17日 武井 恵
この度は、第16回明治シェイクスピアプロジェクトのホームページを見ていただき、誠にありがとうございます。
今年度演出を務めさせていただきます、文学部4年の谷口由佳です。
尊敬する先輩、同輩、後輩によって創られた、第15回「ヴェニスの商人」。
節目となる昨年、私は客席から公演を拝見しており、改めてシェイクスピア劇の奥深さに震えておりました。
MSP本番の舞台上には、OG・OBの方々が脈々と築いてきた、しっかりとした「地盤」があるんだな、と毎年強く感じます。
この度は、1年生の時にキャストとして参加したこの稽古場に、再び演出という形でまた加わる形になりました。
ローマという壮大な時代を相手に、襟を正す思い、そしてワクワクする思いでいっぱいです。
普段劇場で、大小様々な劇を一緒に創ってきた仲間たち、そして今回初めて出会う方々と、MSPの新たな1年をしっかり作り上げていきたいです。
よろしくお願い致します!
2019年5月1日 谷口 由佳