HISTORY

明治大学シェイクスピアプロジェクトの軌跡


  • 「明治大学文化プロジェクト」発足



    2004年、元明治大学文学部教授の佐藤正紀氏が、明治大学出身の俳優である原田大二郎氏に、「 明治大学出身というから にはシェイクスピアをよく知っている、と言える学生を作りたい 」という構想が持ちかけられた。

    このお二方の申請により、明治大学で「シェイクスピアの現代的魅力」という全学部生対象の教養講座が誕生。

    その受講生から、実際にシェイクスピア作品を上演したいという声が上がり、MSPの前身である「明治大学文化プロジェクト」が発足。

    コミュニケーション能力向上と明治大学の文化の発信、そして「個」として強い人間の育成を目指し、現在に至るまで活動を続けている。

  • 記念すべき第1回公演『ヴェニスの商人』上演



    2004年、明治大学シェイクスピアプロジェクト(当時:明治大学文化プロジェクト)の記念すべき第1回公演は、劇作家W.シェイクスピアの名作喜劇『ヴェニスの商人』を、明治大学駿河台キャンパスアカデミーコモンのこけら落とし公演として上演。

    監修は俳優・原田大二郎氏、音楽は宇崎竜童氏。

    原田大二郎氏はこの作品以降、第7回公演『夏の夜の夢』まで監修を務められ、明治大学シェイクスピアプロジェクトの発展に大きく貢献された。

  • 『 ヴェニスの商人 』



    演出:松本修一

    監修:原田大二郎

    音楽:宇崎竜童

    2004年11月11日/11月13日

    ( 全2公演 )

    動員 約1,500名


    第1回公演『ヴェニスの商人』より

  • 『 マクベス 』



    演出:谷賢一

    監修:原田大二郎

    2005年9月16日 - 9月17日

    ( 全3公演 )

    動員 約2,000名


    第2回公演『マクベス』より

  • 『 ウィンザーの陽気な女房たち 』



    演出:須嵜千泰

    監修:原田大二郎

    2006年11月10日 - 11月12日

    ( 全3公演 )

    動員 約1,500名


    第3回公演『ウィンザーの陽気な女房たち』より

  • 『 オセロー 』



    演出:繁富一鎮

    監修:原田大二郎

    2007年11月9日 - 11月11日

    ( 全3公演 )

    動員 約2,000名


    第4回公演『オセロー』より

  • 節目の第5回公演『十二夜』上演



    第5回公演『十二夜』では、「N響アワー」(NHK教育)でも知られる日本を代表する作曲家、池辺晋一郎氏から楽曲のご協力をいただいた。

    また、「笑点」(日本テレビ)でお馴染みの落語家・三遊亭小遊三氏や歌舞伎役者の嵐橘三郎氏によるスペシャルワークショップを開催。

    節目の5回公演『十二夜』は豪華なラインナップで上演された。

  • 『 十二夜 』



    演出:宮下仁

    監修:原田大二郎

    2008年11月7日 - 11月9日

    ( 全4公演 )

    動員 約2,000名


    第5回公演『十二夜』より

  • コラプターズ(学生翻訳チーム)結成



    シェイクスピアが戯曲を書くにあたり新しい言葉遊びを生み出したことと、現代の若い学生たちが翻訳にあたって新しい言い回しを生み出す言語感覚は似ているのではないか、という発想から、学生翻訳チーム「コラプターズ」が結成。

    第6回公演『ハムレット』から現在に至るまで、学生自ら翻訳をしている。

    コラプターズという名前は、シェイクスピア『十二夜』三幕一場における道化の台詞


    " I am indeed not her fool, but her corrupter words."

    ( 俺はお嬢様の道化じゃない、ただ彼女の言葉を 堕落させている だけなのさ )


    から名付けられた。


    「言葉を堕落させる者」「言葉を壊し、新しく作り上げる者」という意味で用いられていることから、 「言葉を一度壊して新しく創造しよう」 という思いが込められている。

    若い学生の感性を取り入れた新しい現代語訳により、シェイクスピアをはじめとする古典演劇独特の言い回しや難しい言葉による敷居の高さを解消することで、シェイクスピアや演劇に触れたことがない人にもなじみやすい演劇がつくられている。

  • MSP史上初!ダブルキャスト



    2009年第6回公演『ハムレット』では、明治大学シェイクスピアプロジェクト(当時:明治大学文化プロジェクト)史上初となるダブルキャストでの上演に挑戦。

  • 『 ハムレット 』



    演出:伊藤香津代

    プロデューサー:杉田亜樹

    監修:原田大二郎

    2009年11月12日 - 11月15日

    ( 全6公演 )

    動員 約3,500名


    第6回公演『ハムレット』より

  • 『 夏の夜の夢 』



    総合演出:山光涼

    職人パート演出:薄平広樹

    妖精パート演出:北原由貴

    プロデューサー:大方佑佳

    2010年11月12日 - 11月14日

    ( 全4公演 )

    動員 約3,000名


    第7回公演『夏の夜の夢』より

  • 「明治大学シェイクスピアプロジェクト」と改称



    2011年第8回公演『冬物語』以降、名称を「明治大学文化プロジェクト」から更なる新たなシェイクスピア像を追求しようという思いを基に「明治大学シェイクスピアプロジェクト」に改称。

    21世紀の新しいシェイクスピアを目指し、活動をしている。

  • 監修に横内謙介氏(扉座)



    2011年第8回公演『冬物語』から2014年第11回公演『組曲 道化と王冠』までの4年間、劇団扉座・主宰の横内謙介氏をお迎えし、監修を務めていただいた。

  • 『 冬物語 』



    演出:川名幸宏

    プロデューサー:植田あす美

    監修:横内謙介(扉座)

    2011年11月18日 - 11月20日

    ( 全5公演 )

    動員 約3,200名


    第8回公演『冬物語』より

  • 明治大学主催『第2回 学生対抗!eプレゼン・コンテスト』最優秀賞受賞



    2012年に開催された明治大学主催『第2回 学生対抗!eプレゼン・コンテスト』において、明治大学シェイクスピアプロジェクトが出品した『MSP物語』が最優秀賞を受賞。

    最優秀賞受賞作品『MSP物語』は こちら から

  • 中高生限定!バックステージツアー初開催



    2012年第9回公演『お気に召すまま』より、中高生を限定とした公演終演直後の舞台裏を体感するバックステージツアーが始まった。

    バックステージツアーは人気を博しており、第15回公演『ヴェニスの商人』でも開催される。

    詳しくは こちら から

  • 『 お気に召すまま 』



    演出:米澤望

    プロデューサー:北野元太

    監修:横内謙介(扉座)

    2012年11月9日 - 11月11日

    ( 全5公演 )

    動員 約3,200名


    第9回公演『お気に召すまま』より

  • 【日本初】史劇三部作 3年連続上演



    2013年第10回公演『ヘンリー四世』を皮切りに、2014年第11回公演『組曲 道化と王冠』、2015年第12回公演『薔薇戦争』と英国史三部作として、3年連続でシェイクスピアの記した史劇を上演。

    シェイクスピア史劇の3年連続上演の試みは、日本初

  • 明治大学主催『第3回 学生対抗!eプレゼン・コンテスト』
    ベストエフォート賞受賞



    2013年に開催された明治大学主催『第3回 学生対抗!eプレゼン・コンテスト』において、明治大学シェイクスピアプロジェクトが出品した『MSP短期大学説を受賞。

    ベストエフォート賞受賞作品『MSP短期大学説明会へようこそ!』は こちら から

  • 『 ヘンリー四世 』



    演出:新井ひかる

    プロデューサー:田所早紀

    監修:横内謙介(扉座)

    2013年11月8日 - 11月10日

    ( 全5公演 )

    動員 約3,400名


    第10回公演『ヘンリー四世』より

  • MSP史上初!2作品同時上演



    2014年、第11回公演『組曲 道化と王冠』では、第10回公演『ヘンリー四世』の続編となる『ヘンリー五世』と『ウィンザーの陽気な女房たち』を同時上演。2作同時上演は明治大学シェイクスピアプロジェクト史上初

    この年以降、3年連続で2作同時上演を実施。

  • 明治大学主催『第4回 学生対抗!eプレゼン・コンテスト』SS賞受賞



    2014年に開催された明治大学主催『第4回 学生対抗!eプレゼン・コンテスト』において、明治大学シェイクスピアプロジェクトが出品した『シェイクスピアで踏み出すグローバル化への第一歩』がSS賞(指定のソフトウェアをよく活用している団体に贈られる賞)を受賞。

    SS賞受賞作品『シェイクスピアで踏み出すグローバル化への第一歩』は こちら から

  • 『 組曲 道化と王冠 』

     第一部 ウィンザーの陽気な女房たち

     第二部 ヘンリー五世



    演出:チーム・バンドオブブラザーズ( 浦田大地・田所早紀 )

    プロデューサー:清水咲希

    監修:横内謙介(扉座)

    2014年11月7日 - 11月9日

    ( 全5公演 )

    動員 約3,800名


    第11回公演『組曲 道化と王冠』より

  • 監修に青木豪氏



    2015年第12回公演『薔薇戦争』から2018年第15回公演『ヴェニスの商人』までの4年間、演出家・劇作家で明治大学文学部兼任講師の青木豪氏をお迎えし、監修を務めていただいた。

  • 『 薔薇戦争 』

     第一部 ヘンリー六世

     第二部 リチャード三世



    演出/プロデューサー:大野叶子

    プロデューサー補佐:清水咲希

    監修:青木豪

    2015年11月13日 - 11月15日

    ( 全5公演 )

    動員 約3,800名


    第12回公演『薔薇戦争』より

  • MSPインディーズ・シェイクスピアキャラバン結成



    2016年、明治大学シェイクスピアプロジェクトの出身者らを中心にMSPインディーズ・シェイクスピアキャラバンが結成。

    正式名称は「明治大学シェイクスピアプロジェクト出身者によるシェイクスピアともっともっと遊びたいキャラバン隊」であり、シェイクスピアを題材とし、自由に遊ぶことをテーマとしている。

    結成以来、毎年夏に公演を実施している。また、不定期でリーディング公演の開催もしている。

    詳しくは こちら から

  • 『 Midsummer Nightmare 』

     第一部 夏の夜の夢

     第二部 二人の貴公子



    演出:上岡福音

    プロデューサー:小関優生乃

    監修:青木豪

    2016年11月11日 - 11月13日

    ( 全5公演 )

    動員 約4,000名


    第13回公演『Midsummer Nightmare』より

  • MSPドキュメンタリー書籍刊行



    2016年第13回公演『Midsummer Nightmare』に密着したMSP初の書籍「明治大学シェイクスピアプロジェクト!熱闘!Midsummer Nightmare」が明治大学出版会より刊行。


    明治大学シェイクスピアプロジェクトに参加したキャスト、スタッフ、プロスタッフ、シェイクスピア研究者等の証言を集めて、日本最大規模の学生演劇である明治大学シェイクスピアプロジェクトの舞台づくりに迫った圧巻のドキュメント。

    書籍のご購入は こちら から

  • 『 トロイア戦争-トロイラスとクレシダ- 』



    演出:新井遥奈

    プロデューサー:川島梨奈

    監修:青木豪

    2017年11月10日 - 11月12日

    ( 全5公演 )

    動員 約3,500名


    第14回公演『トロイア戦争-トロイラスとクレシダ-』より

  • 特別展『明治大学シェイクスピアプロジェクト〜15年の歩み〜』開催



    2018年、明治大学シェイクスピアプロジェクトの15周年を記念して、特別展『明治大学シェイクスピアプロジェクト〜15年の歩み〜』が、明治大学和泉キャンパス和泉図書館、駿河台キャンパス中央図書館、中野キャンパス中野図書館の全3キャンパスで開催。

  • 『 ヴェニスの商人 』



    演出:山﨑心

    プロデューサー:関口果穂

    監修:青木豪

    2018年11月9日 - 11月11日

    ( 全5公演 )

    動員 約4,600名


    第15回公演『ヴェニスの商人』より

  • 歴代最高の観客動員数を記録



    2018年第15回公演『ヴェニスの商人』では、明治大学シェイクスピアプロジェクト歴代最高観客動員数4,583名を記録した。

  • 監修に西沢栄治氏(JAM SESSION)



    2019年第16回公演『ローマ英雄伝』より、演出家・JAM SESSION 主宰の西沢栄治氏をお迎えし、監修を務めていただいている。

  • 『 ローマ英雄伝 』

     第一部 ジュリアス・シーザー

     第二部 アントニーとクレオパトラ



    演出:谷口由佳

    プロデューサー:武井恵

    監修:西沢栄治(JAM SESSION)

    2019年11月8日 - 11月10日

    ( 全5公演 )