ストーリー
第18回明治大学シェイクスピアプロジェクト
華のヴェローナに古くから続く名門、モンタギュー、キャピュレット両家では、長く確執が続いている。
モンタギューの息子ロミオは、敵のパーティーに忍び込み、キャピュレットの娘、ジュリエットを見初め、2人は恋に落ちる。
ロレンス神父の計らいで密かに結婚式を挙げるも、ロミオはジュリエットの従兄ティボルトを刺し殺し、ヴェローナ追放の宣告を受けてしまう。
ヒバリの囁きあう明け方、ジュリエットの部屋で一夜を明かしたロミオはマントヴァへと旅立つ。その直後、ジュリエットは貴族パリスと結婚することを両親により取り決められてしまう。
逃れるために彼女は、ロレンスの指示に従って仮死状態になる薬を飲み、翌朝霊廟に安置される。そのことを知らせようとロレンスはロミオに手紙を出すも、失敗する。
ジュリエットの死の知らせを受け失望したロミオは霊廟に向かい、死んだジュリエットの隣で眠ろうと、毒を飲み自らも死ぬ。目覚めたジュリエットも悲嘆に暮れ、彼を想って短剣を胸に突き立てる。
ロレンスから真相を聞いたモンタギュー、キャピュレット両夫妻は、悲劇の原因が自分たちにあるのを知り、戒めに2人の像を建てようと誓う。