INTRODUCTION

はじめに


プロデューサー
吾妻 春奈 より ご挨拶


 今年度プロデューサーを務めさせていただきます、文学部2年の吾妻春奈と申します。


 私は大学に入って、はじめて演劇の世界に足を踏み入れました。右も左も分からない中、ただ”面白いものを作りたい”の一心でMSPへの加入を決めた去年の春。第16回の幕が下り、季節が一巡りした今でも、その気持ちは変わらず私の原動力となっています。

 学生演劇という枠をどこまで広げていけるか。プロデューサーという立場で、私に何が出来るのか。絶え間ない追求心を道標に、今年もただひたすら前へと進んでいきます。


 今年度の演目は『じゃじゃ馬ならし』。変わりゆく時代の中で、この作品にどんな色をつけていけるのか。これから出会う新たな仲間たちと共に作り上げる”ワクワク”を、私たちなりの『じゃじゃ馬ならし』を、皆様にお届け出来る瞬間を心待ちにしております。


 日頃よりご支援いただいている皆様、そして新たに出逢ってくださった皆様に、心より感謝申し上げます。今年もたくさんの感謝と思いを胸に、MSPをまた0から塗り替えていきます。

 これからの私たちにどうぞご期待ください。



2020年4月1日 吾妻 春奈


演出
新田 みのり より ご挨拶


 この度、第17回明治大学シェイクスピアプロジェクトの演出を務めさせていただきます、文学部4年の新田みのりです。


 第1回公演『ヴェニスの商人』から昨年の『ローマ英雄伝』まで、本当にたくさんの人の思いが積み重なって出来たMSPの歴史を前に、責任の重さを感じています。

 私は1年から3年まで、キャストとしてMSPに関わってきました。3年間、辛かったり悔しかったり、申し訳ない気持ちになったり、決して楽しいことばかりではなかったはずなのに、毎年MSPに参加してきたのは、やはりシェイクスピアという演劇の神様と、そして、その神様に全力でぶつかっていく先輩方に、憧れがあったからではないでしょうか。今年は演出という立場で、シェイクスピアに最後の戦いを挑めること、本当に光栄で、有難いことだと思っております。


 今年度の演目は、なかなか一筋縄ではいかない作品ですが、今年のカンパニーメンバーだからこそ出来る『じゃじゃ馬ならし』をお届けできるように、精一杯自分の役割を果たそうと思います。よろしくお願いいたします。



2020年4月1日 新田 みのり