はじめに
今年度、第22回明治大学シェイクスピアプロジェクトのプロデューサーを務めさせていただきます、文学部2年の佐藤穂佳と申します。ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
歴史と伝統があるMSPで、プロデューサーという大役を務めさせていただくことは、大変光栄に存じますとともに身の引き締まる思いです。多くの方に感動をお届けできるよう全力を尽くして参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
MSPは毎年カンパニーメンバーが変わる中で、シェイクスピアの作品を上演し続け、昨年度で20周年を迎えることができました。これもひとえに、MSPを応援してくださるすべての方々のご支援と激励のおかげです。この場をお借りして心から感謝申し上げます。これからも引き続き、変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
さて、第22回となる今年度の演目は『冬物語』です。2011年第8回公演以来、14年ぶりの再演となります。第8回公演の際は、準備期間に東日本大震災が発生し、本作のテーマのひとつである「再生」や「希望」が、意図せず大きな意味を持った公演となりました。それから14年。その間も、新型コロナウイルスの蔓延や度重なる自然災害など迫りくる様々な困難がありましたが、私たちは明日への希望を信じて生きてきました。そして新たに、 “今” を生きる大学生の視点で、誰もが信じる明るい未来への希望をこの作品に込めてお届けします。
今年度のカンパニーメンバーだからこそ、創り上げることのできる、MSPの新たな1ページを拓くべく、精一杯取り組んで参ります。第22回公演『冬物語』にご期待ください。
2025年3月22日 佐藤 穂佳
皆さん、はじめまして!
第22回明治大学シェイクスピアプロジェクト『冬物語』にて演出をつとめます、文学部新4年の村上水彩と申します。
明治大学シェイクスピアプロジェクト、通称“MSP”は、今年で22年目を迎えます。長く愛されてきたMSPで今回このような大役を任せていただき、身の引き締まる思いがすると同時に、どんな作品づくりをしていこうかと少しワクワクもしています。
たくさんのカンパニーメンバーとともに、ひとつの作品を創り上げる。そうしてできあがった唯一の作品を、たくさんのお客様をお迎えして上演する。
ひとりの観客として、そしてひとりのカンパニーメンバーとしてMSPに携わる中で、ここで得た経験や喜びは二つとないものだと感じています。
さて、今年の演目『冬物語』は、シェイクスピア晩年の名作、破壊と再生を描くロマンス劇です。
悲劇あり、喜劇あり、歌あり、踊りあり……と多くの側面を見せてくれる演目ですが、それでいて洗練されているシェイクスピアの世界。それをどのように表現していこうか、私自身とても楽しく考えを巡らせております。皆さまにも、この作品を通して物語の楽しさや演劇の面白さを感じていただければ嬉しいです!
カンパニーメンバーのこだわりがつまった第22回公演『冬物語』、ぜひ劇場でご覧ください。
皆様とお会いできる日を楽しみにしています!
2025年3月22日 村上 水彩